アポロンの呪い
カサンドラ症候群になってしまったみたいです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私、実は数年前に
ちょっとした小説大賞を受賞させて頂いた事があるんです。
ええ、嬉しかったですよ。
やっと夢の取っ掛かりを掴んだと思いました。
今まで趣味でしかなかった物を書くと云う作業が
仕事として出来るかもしれない。
もう嬉しさと希望で気がおかしくなりそうでした。
小さな賞ですので、賞金は10万円程でしたが、この賞の受賞作は出版化されるとの事でしたので、
賞金よりも印刷され、製本された私の作品が書店の店頭に並ぶ事が何より楽しみでたまりませんでした。
これはさすがにアスペ夫も喜んでくれるだろう。と、報告しますと
「俺にはいくらくれるんだ?」
……ええ、
もう殺意どころの騒ぎじゃなかったですね。
この一言で私は夫に
自分の存在そのものを全否定されているんだ。
と、思いましたもの。
もし、このブログを読んでる方でアスペルガー症候群の方がいらしたら私が何を云いたいのか解らないと思いますのでご説明いたしますね。
つまり、こういう場合健常者で常識的な人はまず、
「おめでとう」
と、云うのが普通なんですね。
ええ、たった5文字。
お め で と う
です。
しかも何か手伝ったとか
執筆に協力的だったとかならともかく
執筆中邪魔ばかりしていたくせに
「俺にはいくらくれるんだ?」ですよ?
どんだけ面の皮が厚いんでしょう。
でも、その時はまだ夫がアスペだと知らなかったし、
きちんと出版された本を見せれば実感が沸くのではないか?思っていたのです。
ところが、
いつまで経っても賞を主宰した出版社から出版決定の連絡が来ません。
たまりかねて連絡してみると、その返事が
↓↓↓
「○○さんの作品は○○で○○の所を高く評価し大賞とさせて頂きましたが、
流行ではないので出版は見合わせて頂きます」
えっ?
流行じゃないから出版しないって……
では何故その流行ではないものを大賞にしたのか?
そもそも
“流行ではない”は
ジャンルに掛かっているのか?
私の文体に掛かっているのか?
色々聞き返したかったのですが、
そんな気力もなくなりました。
後半アスペとは全然関係ない話になってしまいましたが、
夫のアスペな対応と
出版社の謎の選考で
まさに
ダブルパンチです。
踏んだり蹴ったりです。
フルボッコです。
この件で人間不振が悪化して
暫く鬱になっていた…………………
………………………
……てのも
アスペハゲは気が付かなかったようです。
次があるのかないのか判りませんが、
何かの賞金を貰える機会があったら
ハゲには内緒で一人で全部使っちまおう。と決心しました。
にほんブログ村
にほんブログ村
PR
プロフィール
HN:
れのん
性別:
女性
カテゴリー
最新記事
(12/13)
(05/22)
(05/16)
(05/11)
(05/06)
最新コメント
P R