アポロンの呪い

私、実は数年前に
ちょっとした小説大賞を受賞させて頂いた事があるんです。

ええ、嬉しかったですよ。
やっと夢の取っ掛かりを掴んだと思いました。

今まで趣味でしかなかった物を書くと云う作業が
仕事として出来るかもしれない。

もう嬉しさと希望で気がおかしくなりそうでした。


小さな賞ですので、賞金は10万円程でしたが、この賞の受賞作は出版化されるとの事でしたので、
賞金よりも印刷され、製本された私の作品が書店の店頭に並ぶ事が何より楽しみでたまりませんでした。

これはさすがにアスペ夫も喜んでくれるだろう。と、報告しますと




「俺にはいくらくれるんだ？」







……ええ、
もう殺意どころの騒ぎじゃなかったですね。

この一言で私は夫に
自分の存在そのものを全否定されているんだ。
と、思いましたもの。

もし、このブログを読んでる方でアスペルガー症候群の方がいらしたら私が何を云いたいのか解らないと思いますのでご説明いたしますね。

つまり、こういう場合健常者で常識的な人はまず、
「おめでとう」
と、云うのが普通なんですね。

ええ、たった５文字。

お　め　で　と　う

です。


しかも何か手伝ったとか
執筆に協力的だったとかならともかく
執筆中邪魔ばかりしていたくせに


「俺にはいくらくれるんだ？」ですよ？



どんだけ面の皮が厚いんでしょう。


でも、その時はまだ夫がアスペだと知らなかったし、

きちんと出版された本を見せれば実感が沸くのではないか？思っていたのです。

ところが、

いつまで経っても賞を主宰した出版社から出版決定の連絡が来ません。

たまりかねて連絡してみると、その返事が

↓↓↓


「○○さんの作品は○○で○○の所を高く評価し大賞とさせて頂きましたが、
流行ではないので出版は見合わせて頂きます」


えっ？

流行じゃないから出版しないって……

では何故その流行ではないものを大賞にしたのか？

そもそも
“流行ではない”は
ジャンルに掛かっているのか？
私の文体に掛かっているのか？

色々聞き返したかったのですが、
そんな気力もなくなりました。



後半アスペとは全然関係ない話になってしまいましたが、

夫のアスペな対応と
出版社の謎の選考で
まさに
ダブルパンチです。

踏んだり蹴ったりです。

フルボッコです。



この件で人間不振が悪化して
暫く鬱になっていた…………………
………………………

……てのも

アスペハゲは気が付かなかったようです。



次があるのかないのか判りませんが、
何かの賞金を貰える機会があったら



ハゲには内緒で一人で全部使っちまおう。と決心しました。





















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[8回]

よく、怪我をした人が
周りを心配させないように&強がったりして

「こんなの蚊に刺されたみたいなもんだよ」

と、云ったりしますよね。

ウチのアスペハゲは蚊に刺されると
生きるか死ぬかのような大騒ぎになります。

蚊ですよ？蚊。

別に
スズメバチに刺されたとか
ムカデに刺されたとか
サソリに刺されたとかじゃないんですよ？

それも一ヶ所ちくっ！とやられただけでのたうちまわり暴れまわる。
それでも足りずに
蚊に呪いの言葉を吐き、

『やっぱりこいつ……バカだ』

と、思っているけど口には出さず、キチガイを見るような目をしたまま固まっている私にも


「こんなに蚊がいるのはオマエのせいだ」的な罵詈雑言を浴びせかけかける。

それどころか

「オマエはなんで蚊に刺さらないんだ？オマエの血はよっぽど不味いんだな！」

と、悪態をつく。

いや、“血が美味い”とか云われても嬉しくもなんともありませんが。

ああ、一回でいいから

「私アスペじゃないから、アンタみたいに蚊に刺された程度でバカみたいに騒がないだけ」

と、吐き捨てたい。

ところで、そんな蚊に刺されたくらいでこの世の終わりみたいに大騒ぎするアスペハゲですが、

数年前、私がスズメバチに刺された時、

「まだ死なないの？」

と、云いやがりましたので、

その言葉、そっくりそのままアスペハゲの臨終の際にお返ししようかな？と考えています。


へっへっへ♪







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[10回]

実は私の済んでる地域は

アスペの人が多いんですよ。

それこそ普通の人の方が少ないんじゃないか？つうぐらい。

アスペ旦那の母親（アスペババア）もアスペ。

私の職場でもアスペの人が多いです。
この地域に来てから何故か

話が通じない事が多くて、
方言とか地域性が違うからかな？
と、思っていたんですが……

全国的には100人に3人と云われているアスペルガー症候群ですが、
この地域に限って云えば
100人に30人はアスペと云っても過言てはないな。と。

……いや、もっといるかもしれません（泣）

なので、アスペの人どうしが会話してるのなんてのも日常茶飯事。

ええ、
やっぱり、って云うか、当然、というか

会話が噛み合っていません(笑)

まー、それでも楽しそうに会話してるんですからイイですが。

たまに大喧嘩になる事も。

つまり、

“云った、云わない”
とか
“聞いた、聞いてない”
とか
そーゆーのが多い。

しかもやっぱり、アスペですから
怒るとパニックになって暴れるやら怒鳴り散らすやら大変です。

そしてアスペって

絶対に自分の非を認めようとしない。
じゃないですか。

アスペの人の言語中枢からは
「ごめんなさい」
「すみません」
「申し訳ない」
と云った謝罪の言葉が欠落しているらしいです。

これが普通の人なら
例え自分の方が悪くなくても、ちょっと大人な人なら
「いや、すみません、ついカッとなって失礼な事を……」
と、自分から折れるじゃないですか。
そうすると相手も
「こちらこそすみません、言い過ぎでした。よく考えたらこちらが悪かったんです。ごめんなさい」
と、冷静になる。

アスペはそれが出来ない。

もー喧嘩が始まると戦争が始まったような状態になります。

アスペどうしがやるなら知ったこっちゃないんですが、

フツーの人まで巻き込む

そして巻き込んでおきながら

フツーの人の助言を一切聞かない。


もう、喧嘩するならどっか離れ小島とか宇宙の果ての小惑星でも行って
戦車でも戦闘機でも核兵器でも何でも使って思う存分やってくれ！

と切に願う筆者です。

ところで、私の周りでしょっちゅうアスペ大戦争を引き起こしてるのは

アスペ夫とその母親のアスペババア

です。

親子で何やってんだか。

















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[6回]

アスぺだからか何なのかは知りませんが、うちのハゲアスペは
マンガが読めません

理由を
「家がビンボーだったからマンガを買って貰えなかった」
などと云ってますが、

以前私、“マンガを一切読まない人”にマンガ本を貸した事あるんですよ。
フツーに読んでました。

生まれてから一度も読んだ事が無い人でも何となくセリフやコマの位置で読む順番って解るものじゃないですか。

アスペハゲはそれが解らない。

一番最初のコマを読んだら次はどのコマを読めばいいのか解らない。
いや、

そもそも、どれが一番最初のコマなのかも解らない。

らしいです。

じゃあ、小説とかは読めるのか？
と言えば
読めるけど理解出来ない。

心理描写につまづく。

レトリックが理解出来ない。

例えば

その日の空は今にも泣き出しそうだったが、私の胸の中は既にしとしとと雨が降り続いている。

……なんて一節を読んだとする。

普通の人なら
「“私”に何か悲しい事があったのだな。それは何なのだろう？よし、読み進めてみよう」

と、なる訳ですが、
アスペだと


「はあ？空が泣くって何よ？怖っ！これホラーだっけか？てか何で胸の中に雨ふんのよ？これ誤植？」

と、混乱するらしいです。

同じようにドラマや映画を観てても文学的な台詞回しや芸術的な心理描写の映像などが理解出来ない。

なので一緒に観てると

「えっ？何？今のどーゆー意味？」

と、イチイチ訊いてくるので

大変ウザイ

それも、目も耳も離せ無いような“イイところ”で訊いてくるので殺意さえ湧きます。


これらの事が解らない癖にテレビはよく観ます。
が、いきなり
「○○と云えばさあ……」
と、長々と演説を始めるのでイラッとします。

「あのさあ、テレビ観ないなら消すよ？」

「観てるじゃん！」

「観てねえじゃんっ！(怒)」


そんな事が日常茶飯事です。












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[9回]

一昨年でしたか、いきなりアスペ夫が
「スマホに替えたい」と言い出しまして。

ガラケーすら満足に使えない癖に何云ってるんだ？このハゲは。

と、いう私の一抹の不安もよそに
スマホに機種変更してホクホクしているハゲ。

で、やっぱり私の一抹の不安は的中し、
スマホのあまりの難しさにキレるハゲ。

「ねー！コレどーゆー事？！」

知らんがな（(怒)）

※その頃私はガラケーだったのでスマホの事を訊かれても解りません。

で、よくよくハゲのスマホを見ると……

プリインストしてあるアプリを削除してる(笑)

「え？コレ、非表示にしたの？アンインストしたの？」

「そんな難しい事云われても解んないよ！」

解れよ、スマホ使ってんなら(怒)


そして色々いじくって
収拾の付かない状態にしてキレるハゲ。

その様はまるで
頭の悪い小学生のよう。


てか、このハゲはアスペ以前に
単にバカなんじゃないか？ と思えて仕方無いです。

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[4回]